Kodak Retina IIIC(大窓)のレストア03
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今日はレンズ換装に手をつけマス。
まず交換予定のレンズをそろえてみる。
手持ちの前群レンズはクセノン1個だけ。
後群レンズはヘリゴンの他、ジャンクから2個。計3個。
ああっ、レンズの名前が書いてない・・・・・!!
ヘリゴンなのかクセノンなのかわからーん!!
もしかしてエクターレンズってヤツ?レチナcシリーズでは見たことがないけど、なにかで読んだ気がする。もしくは生産時期の違いで形が違うのかも?ネットで調べてみたけどそれらしい記述はみつからない。
しかも並べて写真撮ってたら、混ざってしまったよ。エヘヘ
面倒になってきたので3分の1の確率を期待して選んだ。
レチナc型以降のレンズマウントはバヨネット式を採用しているので交換はワンタッチ。ただし、レンズの種類が一致している必要がある。なぜならクセノンモデルとヘリゴンモデルではレンズマウントが異なるからだ。
ジャンクと大窓のシャッターユニット。
シャッターユニットにレンズマウントが付いているので、シャッターごと交換する予定だった。しかし、ジャンクのシャッターユニットは不動品。あわあわ。
なのでシャッターユニットからマウントを外して交換をすることにした。
どんどん面倒くさい方向に・・・。
さらに問題発生!
交換予定のクセノンレンズのf値は2.0。しかしレンズマウントの表記はf2.8までだった。
なんということだ!せっかくの明るいレンズがf2.8までしか使えないではないか!
・・・と、思っていたら絞り指標があっさり外れた。これで問題解決。
f2.0に付け替える。
外した部品はジッポオイルで洗浄する。
ついでにシャッターユニットもベンジンで洗浄。
古いオイルと鉄粉がぼろぼろ落ちてくるーウヒョー!
ジッポオイルの乾燥後にレンズを組む。
とりあえずレンズは完成!
ピントが合ってるか心配だなあ。
Kodak Retina IIIC(大窓)のレストア02
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このカメラの改善すべき箇所
1)前群レンズの喪失
弟がなくしたレンズの代わりにジャンクパーツから拾って使用する。
普通なら交換するだけで済む話なんだけど、このカメラはレアなヘリゴンレンズ搭載機なのだ。
ヘリゴンレンズのみ欲しいので半年ほどebayとかヤフオクで探してみたのだが、完動品しか見つからなかった。ボディは要らんのですよ!
幸い普通のクセノンレンズ搭載機(ジャンク)を見つけることが出来たので、クセノンレンズへ換装することにする。
2)巻き上げレバーがロックしている
ロックンローーーーール!!
巻き上げ状態のまま動かなくなった。これは正直原因が分からないなあ・・・
鏡胴(シャッター)部分は分解経験があるけど、ボディ側の分解をしなければならない。元に戻せなくなったらどうしよう。
分解方法もわからない。たぶん革張りを剥がさないと分解できないっぽいです。あまり気が進まないです。
3)レンズカバー部分に欠品あり
レンズカバーがグラグラするなあ・・・と思ったら、ネジが抜けてました。これは分解ついでにジャンクから部品取りして解決しよう。
再生予定の大窓モデルとジャンクレチナ2台
おお!ジャンクとは言えこの精密なファインダー!